【図解でわかる!】子育て支援ブログ ~こころのねっこ~

育児休暇を機にSEから保育士に転職した1児の父親が、自身の育児経験、保育経験の中で得た子どもも大人も幸せになる子どもとの関わり方やマインドを図解を使って分かりやすくお伝えします。自己肯定感を育むこと、子どもを主体として認める事を第一に考えています。育児中の方はもちろん、プレママ・プレパパや保育者の方も是非ご覧ください。

9-2.子どもへの理解が深まれば子育てライフからイライラが消え去る[アンガーマネジメント]

よく、「子育てにイライラは付きもの」「躾の為(子どもの為)だから怒るのは仕方ない」という声を聞きます。
果たしてそうでしょうか?
なぜイライラするのか。大声で怒るのか。マイナスな感情を起こさないためには、子どもの事を理解することが1番です。
どうして言うことを聞かないのか、どうして泣いているのかが分からない場合、焦りや思い通りにならないイライラから怒ったり抑えつけたりすることになるでしょう。

ですが子どもへの理解が深まり、なぜグズっているのか、なぜ言うことを聞いてくれないのかを想像ですることができれば、焦りやイライラではなく落ち着いて子どもと向き合えるはずです。その子どもの様を怒りではなく微笑ましく愛らしく思えることでしょう。
子どもへの理解が深まれば深まるほどイライラや怒りの感情からは離れていくのです。

それでは、子どもが怒ったり駄々をこねたりした場面を例に、①理解が浅い場合と②理解が深い場合の違いをフローで見て見ましょう。

子どもへの理解の違いによる結果の違い
図)子どもへの理解の違いによる結果の違い

①は子どもの事を理解出来ていないと、クズっている理由や言うことを聞かない理由が分からず大人は焦り、イライラしてつい大きな声で怒鳴ってしまうことがあります。そもそも理由を考えようとすらしないかもしれません。
怒鳴られた子どもは、更にグズりがエスカレートし、親は益々イライラが募る事でしょう。

②は同じ場合でも、子どもへの理解が深ければ、どうしてグズっているのか、言うことを聞いてくれないのかを考え、何か満足出来ていないことがあるから素直になれないんだなと子どもの気持ち(内面)を想像することが出来ます。そして気持ちに対してアプローチすることが出来るのです。
自分の気持ちを分かってもらえた子どもは、心のつっかえが取れて満足し親への信頼が高まるでしょう。親自身も更に子どもへの理解が深まり自分の子育てに自信が持て、子育てライフを楽しむことができるはずです。

ほんの1例を見ただけですが、子どもを理解しているということはあらゆる場面で子どもの行為の理由や動機、子どもの気持ちが想像出来、余裕をもって子どもと向き合えるということです。外面に引っ張られるのではなく内面を捉えることが出来ていれば、大人のアクションが怒りになることは無いと日々保育をしていて感じます。

是非、子どもというかけがえのない尊い存在への理解を深め、慈しんでいきたいものです。
子どもを知れば知るほど子育てが楽しくなる。親の心も豊かになる。人生が豊かになる。これほど素晴らしいことがありますでしょうか。

当サイトが子どもへの理解を深める一助となるのであればこれほど嬉しいことはありません。